28歳うつ病大学生の頭の中

20歳までは順風満々だった男がうつ病になり、すべてが終わった今思うこと

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うつ病などで避難所で生活するのは厳しい人向けの備え

今週のお題「もしもの備え」

 

昨今、大きい災害が多く、今も大きい台風が近づいてきている。これからも災害は起こると予想される。一般的に災害対策や防災袋など色々と言われているが、この記事では避難が厳しい人、避難所での生活が厳しい人向けの備えを書きたいと思う。

全員がするべき避難グッズやハザードマップ防災袋は書きませんが用意しておいて欲しい。それ+αの分ですのでそこは勘違い無いようお願いします。

 

自分はうつ病だ。だから人ごみや集団行動等は普段から避けている。正直避難所生活はできる気はしていない。しかし、そういった人間にも災害は襲い掛かる。どうしても避難しなければいけない時もあるだろう。

自分は避難生活をしたことはないが、しんどい時に、どうしても行かないといけないことがあった時の経験や、その時に行った対処、また、実際に、いざ避難ってなったときのことが不安すぎて避難所の人に話を聞いたことがあるので、それを聞いて、対策しとかないといけないなと思ったことを書ければと思います。

 

 

 

持っていくもの

  • まず、いつもの薬これは絶対。

薬がない不安は底知れないだろうし、飲めなくてしんどくなったり、ただでさえキツイ避難生活中に離脱症状が出てはたまらない。

あとお薬手帳があれば薬がなくなったときに手に入ることがあるので、持っていくといいと思う。後頭痛薬もあったほうがいい。避難生活は大変だ。出来る限り他の苦しみは無いほうがいい。

 

  • メモ帳とペン

これも持って行ったほうがいい。代用品はどこでも手に入るとは思うが、それを探したり、人に聞いたりするのはしんどい。書きたいときにすぐ書けるようにしておきたい。何かあったときや、何か希望があるときに、わざわざ言わなくても書置きという形が取れる。人と話すということになると、しんどいだろうから、言いたいことは書置きしておくといいと思う。うずくまっていたりすることもあるだろうが、大丈夫ですと書いておけば、相手に心配かけるかもしれないという不安も少しは和らぐと思う。

ヘルプマークなどを持っている人はそれも持っていけるといい。持ってなくても、自分はこういう人間、こういう時こうしてほしい等を普段から紙に書いて持っておけば役に立つ。

自分は紙に書いていつも持ち歩いてる。書いてから4年まだ助けられたことはないが、持ってるだけで少し安心できる。お守りとしてもいい。

 

避難所では大勢の人と一緒に過ごすことになる。視覚からも聴覚からも情報が大量に入る。これがしんどい原因の大部分だと思う。別に耳栓やアイマスクをしたところで状況は変わらないが、物理的に情報を遮断できる。自分は移動時などで試した時、そこまで大きな効果を得られなかったが、人から話しかけられにくい、一人になりやすいという面では大きいと思う。

もしアイマスクがなければタオルやブランケットでいい。顔を覆えればなんでもいい。

キャンプなどを普段する人は寝袋があれば一番いいかもしれないが、わざわざ買わなくていいと思う。

 

 

正直持っていくもので何とかなる問題ではないと思う。でも、なかったら耐えられないかもしれない。少しでも耐えられる可能性があるように備えて置けるといい。

あと、すぐ用意できるからと、いつも通りにはしておきたくない。いざって時に動き出すのに普通以上の時間がかかるし、焦るという感情は出来るだけ制限したい。予想できるときは何か袋にまとめておきたい。

 

避難する場所

避難しなければいけない場合

災害の種類にもよるだろうが海の近くでの津波の場合と、川岸沿いで洪水の場合、大雨や台風で土砂崩れの被害の可能性がある場合。

この場合は避難するしかないと思う。しんどいけど、避難しないと死んでしまう可能性がある。

避難する場合は、命の危険があるかどうかが判断基準になる。あまりこういうことを言わないほうがいいのかもしれないが、ないなら避難しなくていいと思う。

忘れないで欲しいのが、うつ病も命の危険がある病気だということだ。災害は大丈夫だっとしても、心が壊れてしまっては元も子もない。

ただでさえ震災後はメンタルがやられる人も多いと聞く、出来る限り自分の心も大事にしてほしいと思う。

避難には避難所と、避難場所がある。ハザードマップを見れば何となくはわかるだろうが、避難所はしばらく生活できる建物、避難場所は公園など一時的に避難する場所。他にもいろいろ名前にわけられてるが、これが分かってればいいと思う。

基本的には避難場所がいいと思う。家が流されてしまったり、潰れてしまった場合は仕方がないが、避難場所の方が広いし、場所も区切られていないので自分のスペースが確保しやすい。共同で生活している感じも少ないので、多少は楽だと思う。

早く避難所に行って端や角をとること。理解してくれる人を人が少ないうちに見つけることも、避難所で生活するには大きいと思うが、出来る限り共同生活は避けていいと思う。浸水したり一部が壊れてしまっても家は家、避難所よりは安心できるので、出来る限り避けていい。

車を持っている場合は車をうまく使いたい。もしガソリンがあんまりなかったとしても、しんどい時に一人になれる場所として車は最適だ。避難は原則徒歩だが、もし事前に予想できる場合は、先に車だけ避難させ、予想できなかった場合でも車のキーは持っていきたい。別に潰れて走らなくなったとしても良いのだ、隠れれる場所として確保しておきたい。

もし車がなかった時は、出来れば普段から近くの話せる人に避難した時に、逃げ場所として車に入れて欲しいと、お願いしとくのもアリだと思う。それも厳しそうならここはもう仕方がないとして避難するしかない。申し訳ない。自分もできる気はしないが、背に腹は代えられない。

避難した場合、避難所の人もしくは避難先で会った人で話しやすそうな人に、こういう事情で人ごみがダメなんだと伝えられそうなら伝えてみて欲しい。多少狭くてもいいから端がいいとか、空いた倉庫の部分を使わせてほしいとか、隠れられる場所を確保できればいいし、隣の人が分かってくれてると思えるだけでも少しは変わってくる。

 

避難しなくてもよい場合

上記じゃない場合。

大雨や洪水で浸水、地震で建物が傾いた等なら家から出ないというのもいいと思う。よく垂直避難と水平避難と言われるが、垂直避難の方を選択するという形だ。ハザードマップを確認して、どれくらい沈む可能性があるのか確認し、家やマンションの2階や3階なら大丈夫となれば、引きこもり作戦は非常に有効だ。人は水分があればしばらくは生きていける。水は多めに確保し、食料も出来るだけ手に入れて置いとければ、あとはもう部屋から出ない。これでいい。わざわざ人の多い避難所に行かなくても自分は良いと思う。

 

いざ避難所生活

色々と書いてきたが、避難所生活を出来る限り避けていい。避けていいが、どうしてもしなければならない可能性はある。そんなときの対処法。

理解してくれる人がいるかどうか、何か隠れたり、落ち着ける場所があるかどうか。これは正直、地域性や災害の規模の大きさに左右されるので期待は出来ないし、期待は崩れた時も怖い。しないほうがいいかもしれない。

一番落ち着ける場所

昼間の過ごし方について、出来るなら外に出たほうがいい。しかし、普段でも外に出れない人もいるだろうからあまり言えないが。

外に出て落ち着けそうな所を探してみたり、中で布団をかぶってみたり、自分が一番落ち着ける方法を探してみて欲しい。

コミュニケーションは基本筆記で行う

基本的にしてほしいこと、出来ないこと、今自分がしていること等は書いておく。相手からも書けるように紙とペンを置いておくといい。それで避難所でのコミュニケーションは出来る。めんどくさいと思われるかもしれないと思うかもしれないが、時間はあるので対応は難しくないらしい。

嘘はよくないが、話せないとするのも悪くない。仕方がないんだ。

実際に少しコミュニケーションが難しいくらいの方が、出来る限り少なくて済む。どうしても集団で生活するうえで取らないといけないこともあるが、少ないほうがいい。

コミュニケーションをとる時間、回数が少ないほうが一人でいる感覚に近くなれる。

活動の中心を夜に持ってくるのも悪くない

昼間に寝るというのも一つの作戦として有効だ。夜は静か。騒いだりするのはダメだが、夜起きていても問題はない。いろいろとざわつく中、寝にくい所はあるが、気持ち的にはざわつく昼より夜の方が過ごしやすい。

食べ物は取っといてもらえそうならお願いしてもいいし、書いておけば置いといてくれるかもしれない。もしそれが無理だったとしても2食分は食べれる。おなかはすくので、おなかと心の相談になるが、昼間寝るというのは一つの作戦として有効だと思う。

 

最後に

正直できることは少ない。これを持っていれば安心ということもない。どれだけ準備していても、相当頑張らないといけないのは事実だ。

しんどいし、つらい。正直自分も出来る気がしていない。怖い。でもどうしようもない部分もある。

出来ることは少ないが、出来るだけのことはしておこう。それしか言えない。

持っていくものの準備と、シミュレーションだけはしておこう。それしかできないけど、ほんの少しだけなら焦りや心配を減らすことは出来ると思う。

 

何かしないと、迷惑かけてるとどうしても思ってしまうとは思う。でも避難生活を送るだけ。それだけで十分すぎるほど頑張っているのだ。それは忘れないで欲しい。

 

災害を問わず様々な試練はこの先色々あるだろう。予想できるのもあるし、出来ないものもある。

例え、どんなものが押し寄せてきても、どんな形であれ生きてれば勝ちだ。それだけは忘れず、それだけのために頑張って欲しい。

その後はそのあとしか考えられないから。これは誰でも同じ。

怖いけど。出来ることだけしておこう。それしか言えないけど、それだけは言いたい。