20歳から11年、いまだにうつ病に苦しむ人間の頭の中

20歳までは順風満々だった男がうつ病になり、すべてが終わったと感じてから、日常生活をぎりぎり生きられるようにまでは戻った人間の現在

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好きの反対は無関心??

よく言われる言葉です。

おそらくマザーテレサが言ったとされる「愛の反対は憎しみではなく無関心である。」

という言葉から来ているものだと思っているのですが、本当に正しいのでしょうか?

この言葉自体はいい言葉だと思いますし、マザーテレサに反対するつもりなど全くありません。「好き」の反対と聞かれれば自分も「無関心」と答えると思います。

しかし、この理論で行くと「嫌い」の反対も「無関心」になるということは忘れてはいけないような気がします。

「好き」の反対は確かに無関心。好きになれば興味が出てくるし、関心がわく。興味関心があるものじゃないとなかなか好きという所まではいかないというのは確かだとは思う。

でもこの「好き」を「嫌い」に置き換えても成り立ってしまう、、

この言葉はよく無視したり、食わず嫌いのものだったりしたものに対して、とりあえずやってみろ的な感じで使われることが多いと思うが、そういう使われ方がしているだけだと何の問題もなさそうだし、色々なものに興味を持ったり、とりあえずやってみようと思えるのならとてもいい言葉だと思う。

しかし、よく子供が親の注意を引くために悪さをしたり、思春期にぐれたりするように、無関心から離れる為に「嫌い」と思われる行動を起こすこともよくある。

自分としてはこの行動に対し、悪いとは思わない。むしろ、自分のアイデンティティを確立するためには必要なことだと思う。

「興味を持たれるということはうれしいことだ」とまでは言えないが、興味関心を持たれることは承認欲求のスタート地点であり、嬉しいと感じる人は多いのではないだろうか?

そういう意味では「好き」の反対は「無関心」という言葉は正しいともいえる。

しかし、「好き」になるため「無関心」から離れるというのは違う

 

怖いのは、始まりは「好き」で関心を持ったものに対して「嫌い」になってしまったときだ。(逆もまたあるが、逆の場合は問題は少ないと思うので今回は割愛します)

よくニュースやSNSでもともとファンだった人が悪さをしたり、誹謗中傷しているなどということを目にする。

あまり物事にはまったりしてこなかった自分としては、わざわざそんなことして何になるのかと疑問に思うことも多いし、そのように感じている人も多いのではないかと思う。

でも、「好き」になって興味関心があった人に対し、好きという感情が何かがきっかけでなくなってしまったとき、興味関心が残ってしまった場合はどうなんだろうか?また、気を引きたいからわざとしているのだとしたら、、

前者の場合、簡単に興味がなくなればいいが、今の情報過多社会ではどんどん情報が入ってきたり、それまで関心があればあるほど、AI側もそういった情報を供給しようとする為、なかなか難しい話になってきているのではないかとも思える。

後者の場合も本人からしたら全く区別はつかないし、もし区別がついたとしても、どう受け止めるかは本人にしかわからないことで、悪気はなかったなんて言い訳にもならない。

「好き」と「嫌い」はそういう意味では本当によく似ている。

この考えが絶対に正しいとは思わないが、関心があることの中に「好き」も「嫌い」もあると認識できてないと間違ってしまう可能性はあると思う。

「好き」の反対は「無関心」 これは確かに正しいのかもしれない。

でも、「好き」と「無関心」は同じところには無いというほうがニュアンス的にはあってるような気がする。

そしてまた「好き」と「嫌い」は同じところにあるというのも考えておいたほうがいいという気も、、

 

最近誹謗中傷で傷ついている方も多く、亡くなられた方もいる。本当に悲しい社会です。

物事を嫌いになるなっていうのも無理な話だと思うし、興味を持たれたいがために嫌われるようなことをするのをやめろというのも難しいのかもしれない、、

しかし、受け取る本人がどう受け止めるは本人にしか決められないし、さっきは近いと言ったが、「好き」と「嫌い」は感情の中では真逆のことでもある。

 

確かに「好き」の反対は「無関心」だとは思う、思うが、「好き」の反対は「嫌い」だという考えも、そういった意味では信じるべき考えなのかもしれない。

今の情報過多の時代をうまく利用し、興味関心を「好きなもの」には出来れば幸せだが、それは現実味がない、、

国語的な正解は自分にもわからないが、一度このことについて考えてみるのは大事なのではないだろうか。

 

なんか変な文章になってしまったような気しかしてませんが、考える機会になればと思います。

読んでいただいてありがとうございました。