ごめんなさい
この言葉はよく使われると思う。
自分も何度も使ってきたし、これからも何度も使うことがあるのだろう。
何なら人より使ってきたと思う。
(全く自慢にはならないが、、)
でも、ごめんって何かずるくないですか?
そう感じたことのある方も少なくないとは思うのですが、この言葉はどうしても、何かずるい感じがしてしまう、、
多分人より使ってる自分が言うのは、凄く気が引けてしまうのですが、今回は「ごめん」について書きたいと思う。
ごめんなさい。ごめん。すみません。
この言葉はわざわざ説明するまでもなく、何か悪いことをしてしまったときに、相手に許してもらうために言う言葉だ。
しかし、本当にそのような、きちんとした使われ方がしているだろうか?
何かをしてしまった後、自分が悪いことを認めて、相手に許しを求める言葉だが、
ごめんと言われた時、相手はほとんど許すしかないということはないだろうか。
「ごめんなさい」と「いいよ」はもうほとんどセットのように使われていないだろうか?
ごめんなさいを最初に使ったとき、それは、親にごめんなさいしなさい。と言われた時な気がする。何かをしてしまったとき、相手にごめんなさいと言うように教えられ、染み込んできた。
小学生の時も、先生に言われて何度も謝ってきた。今はあるのかわからないが、一日の最後の終わりの会という終礼で、「ごめんなさい」「いいよ」というやり取りもよくあった。
悪いことをしてしまった時、「ごめんなさい」ということはとても大事だと思うし、この教育方法に対して文句が言いたいわけではない。
ただ、ごめんなさいと言うとき、ちゃんと自分が悪いことを納得しているか
いいよと返す時、ほんとにいいよと思っているかどうかが少し気になる。
小学校低学年までは、自分のしたことが悪いかどうかなんてわからないことも多いだろうし、これは悪いこと、これはいいこと、と教えるのは、これから社会で生きていくうえで必要なことだろう。
でもそれはいつまで正解なんだろう。
いつからか、怒られるときに、謝りなさいと言われることはなくなった。
でも、悪いことをして、申し訳ないからか、怒られたら謝らないといけないという意識からか、言われなくても謝ってきた。
これはごく普通の、言い過ぎだとは思うが、正解ともいえるあり方なんだろう。
ならなんでこんな記事を書くのか。という話になってしまうのだが、
自分で考えて、いいと思ったほうを選択した結果、相手に迷惑をかけてしまった時、謝るしかないのだが、ものすごい抵抗を感じてしまうからだ。
確かに、自分が悪いことをしてしまったのだから、謝るのは当たり前なのかもしれない。でも謝ってしまうと、相手に迷惑をかけてしまうような感情になる。。
許してほしいという気持ちが「ごめん」という言葉に乗っかってしまっているような気分になってしまうのだ。
これを解決するための方法として
- 許してもらわなくていいという言葉も伝える
- 「悪かった」「申し訳ない」等謝罪の言葉を伝えない
- 何か相手が許すこと以上の何かを相手にしたり、何かを渡す
等は思い浮かぶが、1,2番目はいくら伝え方を工夫したところで、相手にどう伝わるかは相手次第だし、3番目はその行為自体が相手に作用してしまうのだ。それに対して相手がどう感じるかはこちら側ではどうしようもない。。
やっぱりごめんってずるい
と感じてしまう。自分のやったことをすべて棚に上げている気がしてならない。
だからと言って相手の謝罪に対してずるいとは思わない。だから皆さんには深く考えず、思ったまま気持ちを伝えてほしいと思う。
これはただ、何事も考えすぎたり、アマノジャクのような考えを持っている自分の問題だ。
謝罪ということは難しい。「ごめん」という言葉の裏に、ただ謝っとくと思っているのか、本当に悪いと思っているのか、ちゃんとわかっているかどうか、があるのかなんて誰にもわからない。
自分の知ってる正解は、悪いことをしたら謝る。
それだけ
それからは自分で何となく考えたり、経験から自分で思ったようにしてるだけ
だから、今もそれが正解かは分からない。わからないから悩んでしまうのだろう。
自分は何かしてしまった時、完全に自己満な罰を自分に課している。
相手に作用せず、自分で出来るだけ反省してこれから失敗しないようにできれば、という思いからだ。(ここに書いてしまうと自己満じゃなくなってしまう気もするが、、)
これも正解だとは全く思わない。思わないから完全に一人でやっているのだが、
「ごめん」 これを納得するには自分にはこれしかなくてやってるだけ。
怒られたら謝ればいいと思ってめちゃくちゃやっての「ごめん」と、慎重に考えて悩んでやってしまっての「ごめん」は違うのだろうが、言葉にしてしまうと同じという所が、悩みの一因なのだろうが、何度も何度も考えているうちに、この2つの「ごめん」は同じ気がしてならないのだ。
なにが正解かは分からない。ごめんってずるいかどうかもわからない。
でもいつの日か、こういったことを思わずに謝れて、こんな疑問を持つことのない生活ができればなと思う。
「ごめん」は全くずるくない。謝罪の言葉なのだから。